Q.あなたは縮毛(チリついて広がる髪質)ですか?
この悩みの実に8割以上の方が、この質問に、NO とお答えになられます。
Q.生え癖だから、クセ毛だからまとまりが悪い、と判断された理由は、ご自身の見解ですか?
この質問の9割以上の方は、NO とおっしゃいます。
NO とお答えになられた、実に9割以上の方が 「 プロにそう言われたから 」 とおっしゃいます!
かつて、私もそのように説明しておりました。
なぜなら、様々な切り方を試しても、クセを抑える事が出来ず、お客様にブローを、お教えしなければならなかったからです。
「 クセ毛だから 」 それ以外に理由がみつからなかったのです。
しかし、その当時の私のボブカット技術は、それが当てはまりませんでした。
極端に削がれ過ぎの方を除き、どのような髪質の方でも、内巻きにできるボブを作る事ができていたからです。
生え癖が悪かろうが、うねるクセ毛だろうが、縮毛でさえも、段なしのボブでは内巻きを作れていたのです。
「 研究をすれば、段のあるスタイルでも内巻きが作れるはず 」
やっと、それができるようになる頃にはカットの深さ、可能性を、無限に感じさせられました。
なぜなら、まとまりのいいスタイルは、カットの細かすぎる精度が必要不可欠だったからです。
世の中の殆ど全ての美容師様は長さを切るのが、素晴らしく上手です。
しかし、まとまりを維持したままボリュームを抑える技術は難しく、梳いて量を減らすことに頼りがちになってしまいます。
結果、残された髪は繋がりを無くし、無くなった箇所がクセになる、悪循環が生まれてしまいます。
髪は10万本~15万本あると言われ、その全てが、毛先と中で繋がりを持たす事が出来なければ、どんなストレートヘアでもクセ毛になってしまうのです。
果たしてそのような技術は可能なのか?
15万ピースの立体パズルを30分から60分以内で作りあげる程、難しいことです。
しかし、それが出来なければ、くせ毛の方でもブローなしで顔に収まるスタイルを作ることなどできません。
どのようなパズルも、完成図が存在します。
カットでいう完成図とは、お客様のお求めの髪型・状態です。
カットは、どのように切るのかではなく、どのように残ったかが重要です。
お客様の今の状態によっては、梳かれ過ぎや段が入り過ぎているなど、理想通りになるために、数回かかる方がほとんどです。
魔法が使えるのなら、1度でそれを表現したいものです。
しかし、削がれ過ぎている状態では触れる箇所が限られています。
毛髪が伸びるスピードは、月平均約1.2cmですので、短期的に大きな変化をもたらすには長さを伸ばすより切る方が早いというのが現実です。
逆に考えると、美容師さんのその一切りが、後々にまで大きな影響を与え続けるので、まとまりにおいては限りなく繊細な感性でなければいけない、ということでもあります。
朝晩にドライヤーを使うと、中に空気が入り、毛先は少しでもまとまりよくなります。
美容室から帰り、お風呂上り乾かす前の段階で、すでに内巻きになっていればいかがでしょうか?
乾かすと、更にふんわりとした立体感のあるボリュームと、自然に流れる毛先や丸味感が、女性らしさを演出してくれるでしょう。
毛先のもつれやひっかかりの原因だったパサつきのないシルキーヘアーで、ストレスフリーなライフスタイルを過ごすことができるようになります。
更にまとまり向上ができる技術を一日でも早くお届けできるよう、今も尚研究し続けております!!
オーナー KEN