カットデザインは、お客様のいらっしゃった来店時に、何となく感じる雰囲気があります。
「今日も素敵だな」「何か少し足りないな」「もっと変えてみたら」など、少なからずとも感じるものはあるはずです。
更にカウンセリングで観察すると違和感の原因が解ったりしますよね、そして合うデザインが見えてくると思います。
1 . まず、前回のカットを見る。
お客様の状態が削がれすぎている箇所がないか。理想な状態なのか、によって違ってきます。
削がれすぎていると必ず、はね、パサつき、ひっかかり、クセ、などが出ますので毛先を切って削がれ過ぎの箇所を落とさなくてはいけません。
まとまりをお求めのお客様には、段を入れる、長さを切る、といった選択になります。
今の状態がお好みに近いのであるならば、毛先、長さを残したまま、シルエットを変えるデザインをさせていただくことができます。
2. お客様のお顔を見る
髪型は変える事が出来ても、お顔は変えることができません。
ですから、お客様のお顔を拝見したうえで、チャームポイントとコンプレックスを見極めます。
チャームポイントは活かし、コンプレックスはカバーすることにより、お客様に似合う最高のデザインを提供することが出来ます。
3. お客様の好みに合わせる
ファッションに合わせることは大事ですが、私達の見解だけでデザインをしてしまうと、自己満足になってしまいます。
MAOでは、お客様の第一希望、第二希望を伺います。
「伸ばしたい」 「スッキリしたい」 「この部分はこうしてほしい」「こんな髪型にしたい」
お客様の好みをお聞きすることで、似合う条件内で提案する形を変えていきます。
ここがプロのデザイナーである、私達の見せ所です 。
必ずお客様のお喜びいただける素敵なデザインが見つかります ★
続いてコンプレックスカバーのデザインは次のようにデザインしていきます。
1. 面長さん
前髪は下ろし気味にし、額を見せないようにすることで面長をカバーします。
前髪を目尻より外に広げることで、輪郭を横に広げる事が出来ます。
2. 丸顔さん
前髪は伸ばすか、流すようにし、額を見せることで輪郭を縦に広げる事が出来ます。
前髪を作る時は目尻より内に狭く作る事で、輪郭をできるだけ縦に見せる事がます。
3. ベース形、エラ張りが気になる方
目尻より外の顔周りの毛束を、気になるエラの丸味下に設定することで、輪郭をカバーできます。
4. 逆三角形、顎が細い方
前髪を顎ライン、もしくはそれより長く設定することで、顎ラインをカバーすることが出来ます。
前髪を作る時は、目尻より内に幅を狭く作り、顔周りの毛束を多く残す事で顎ラインをカバーする事が出来ます。
特に目尻より外の毛束を厚く残すことで、お顔をふっくらと見せる事が出来ます。
5. 首が長い方
長さ、もしくはシルエットを肩上に設定することで、首の長さをカバーします。
6. 首の太さが気になる方
長さを肩上より長く設定することで、首の太さをカバーすることが出来ます。
特に首周りをタイトに仕上げる事で、360°美しいシルエットを作ることが出来ます。
いかがでしたか?お客様の潜在意識の中にあるコンプレックスをカバーができれば、どんな長さでもお顔に似合うバランスに仕上げる事が出来ますね。